ハンドリングとハンドラー

ドッグアジリティ競技において、「犬を誘導すること」を「ハンドリング」と言います。

「犬を誘導する人」が「ハンドラー」です。

 

アジリティ競技において、同じコースは2度ない、と言われており、必ず毎回違うコースが設営され、競技前の5~10分間で、実際にコース内に入り、ハンドラーによる「コース検分」が行われます。

この間にコースを覚え、どのように犬を誘導するか決めます。

 

本番は一発勝負で、犬をスタートからゴールまで導くことになります。

ハンドラーの責任が99%

コースを間違えたり、障害物を正しい方向から通過しなかったり、

あるいは、障害物を通り過ぎてしまう「拒絶」を3回繰り返すと、

「失格」となり成績が残りません。

 

よく言われる、「失格は99%ハンドラーのせい」とは、

犬はコースを知らないので、犬のせいで失格することはほぼあり得ない、

ということです。

 

スタートマテもできないような暴走犬(初期のサンは、スタートに座りながら、前のめりで勝手にコースを決めていました)は別として、

トレーニングを積んだ犬が違う障害物に向かうということは、

 1.ハンドラーの指示が遅い

 2.ハンドラーの指示が曖昧

 3.ハンドラーの体の向き、足の向きが違う

など、犬に正解を伝えられていないことに原因があります。

待たないのも飛ぶのもハンドラーのせいです

「スタートで待たない」「タッチを飛ぶ」これもハンドラーのせいです。

 

練習グランドでは、スタートを待つし、タッチで止まるんですよね?

(練習グランドでも出来ないならさすがにできるまで練習しましょう)

 

本番でだけタッチを飛ぶのは何故ですか?

勝手にスタートするのは何故ですか?

 

ハンドラーの心がここにあらずだからじゃないですか?

 

自分のメンタルが弱いことを、まずは認めましょう。

自分は平常心なのに犬だけが豹変してしまう、なんてありえないですから。

 

 

あるいは、知らず知らずのうちに「本番では飛ぶのが正解だよ」と教えていませんか?

タッチを豪快に飛んだのに、そのままゲームを続行していませんか?

練習の時はやり直しするのに、本番ではOKと言っていませんか?

 

この状態で競技会に出続ければ、犬は「本番では飛ぶのが正解」とガンガン刷り込まれていきます。

ハンドラーの資質

我が家には月齢の近い2頭の犬がいて、人間も2人いて、エクストリームの頃から何度かペアチェンジをしてきました。

 

アジリティを始めてからは、私がサン、パパがカヤ、をしばらく担当していましたが、サンが3度に上がったのを機に、私がカヤのハンドラーになりました。

ちょうどスクールを変わった頃(2015年夏)で、サンとパパが新たにペアとして頑張ることになりました。

 

が!

 

レッスンではある程度息を合わせて走れていても、本番の競技会になると、グダグダになってしまいます。

1年半にわたり、辛抱強く、パパとサンのペアを見守ってきたつもりですが、

あるとき悩み相談をした友人から

犬のことはやりたい人がやるべき

と言われ、目が覚めました。

 

私がアジリティをやりたいんだから、私が走ればいいんだ!って。

 

  • 人前でパフォーマンスをするのが好き
  • 目立ちたがり
  • 注目されても緊張しない
  • 大きな声が出せる
  • 失敗しても犬のせいにしない
  • ゴールで周りの目を気にせず犬を褒められる
  • 犬と走るのが好き!!

 

この辺がハンドラーの資質でしょうか。

 

その他のことは、私に言わせれば、大して重要ではありません。

ハンドリング(フロントスイッチ、リアスイッチ、エアスイッチなど)は、練習すれば誰でもできるようになるし、

コースを覚えるのも、経験を積めば誰でもできるようになるので大丈夫。

足が速くなくても、おばさんでも、犬と走る体力があれば大丈夫です。

 

 

パパは付き添い&ビデオ撮影だけでいいと言ってくれているんだから、無理に競技に出てもらう必要はないんだ。

練習では、運動不足解消のためにもサンと走ってもらえばいいし。

 

ということで、2017以降は、競技会では私が2頭分走っています。